長男の自転車のタイヤがすり減ってきたので、交換が必要となった。
長男の自転車についているタイヤは、あの悪名高き「ノーパンクタイヤ」です。
はっきり言ってこれはダメです。
中学校3年間通学に使用して、すり減ったタイヤを見てみましょう。
タイヤが扁平して、タイヤの中心が平らになっています。
タイヤも偏摩耗しています。
タイヤの中の内容物がヘタってきているのか、普通のタイヤの空気が少ない状態です。
それに、このスポーク激太です。
ステンレスのリムに、激太スポーク、中身の詰まったタイヤと、足枷をグルングルンに巻かれたような状態ですね。
重いタイヤに衝撃吸収力が少ないので、ステンレスリムと激太スポークで対応するという、なんとも負のスパイラルですね。
このノーパンクタイヤ、一時期流行したのですが、すぐに店先からなくなってしまいました。
今では扱っている店はないでしょうね。
リムにはバルブ用の穴もあいているので、普通のチューブを入れたタイヤと交換します。
物によってはバルブ穴の無いものや、バルブ穴の詰め物が取れないホイールもあるようです。
タイヤとチューブは、モノタロウで購入。
タイヤチューブセット 1,990円 (タイヤ:2本 チューブ:2本 リムフラップ:2本) 安い!!!
思った通り、ホイールを外すと激重です。
この自転車で、足腰を鍛えられた長男。
「この大リーグボール養成自転車に乗り続けることを、おまえに科したわしを恨め。」
タイヤを外そうとしましたが、エアーを抜くことができないのですから、タイヤレバーもかかりません。
仕方がないのでタイヤを切りました。
カッターナイフでタイヤを切開して、片方のタイヤの耳を鋼線カッターで切って、内容物を取り出します。
出てきたのは。
とてつもなく重いウレタンです。
これだけで1kgはあるとおもいます。
断面はこんな感じで、当たり前ですが中までぎっしり詰まっています。
内容物も扁平しています。
重さといいウネウネ感といい、ヘビですこれ。
まんまヘビですよ。
激重のホイールにチューブとタイヤを組み込めば、普通の自転車並(?)にはなりました。
後輪を交換して、前輪を外すと。
そもそもこんなに重いタイヤホイールに、ハブダイナモまで付いてるから重い重い。
ハブダイナモの動きが悪くて、ゴリゴリを通り越してガキバキです。
名づけて「大リーグボール養成ハブ」。
これはダメだと諦めて
アサヒサイクル アサヒサイクル アルミ27インチ フロントホイール XFT27 2,495円 を注文しました。
アサヒサイクル アサヒサイクル アルミ27インチ フロントホイール XFT27
ダイナモもなくなるので、Panasonic(パナソニック) 3LED発電ランプ SKL095/前照灯 チタン 1,345円 も注文します。
Panasonic(パナソニック) 3LED発電ランプ SKL095/前照灯 チタン
届いたのがこちら
さすがアルミホイールです、軽い軽い。
ハブを調整して、さくさくっとタイヤ交換します。
タイヤを交換した自転車は、足枷を外されて軽々と進みます。
ついでに、チェーンホイールも余っていた48Tがあったので、さくさくっと入れときました。
もちろんフロントブレーキもTEKTRO(テクトロ) 800A FRONT SILVER BR-TK-180で強化しときました。
TEKTRO(テクトロ) 800A FRONT SILVER BR-TK-180
改良後の自転車に乗った長男は、「軽る~っ!」と目を丸くしておりました。
「今まで”大リーグボール養成自転車”を使わせ続けた父を恨め、すべては夜空に燦然と輝くあの巨人の星になるための試練なのじゃ。」と心のなかで涙した父でした。(ウソ)
まぁ無駄に鍛えた足腰が、きっとどこかで役に立つことがあるかもしません。
タイヤのパンクに関しては、空気圧を適正にすることと、摩耗したタイヤの早期交換でかなり避けることができます。
釘が刺さるとか、切れるようなパンクは避けることはできませんが、通学自転車やママチャリに付いている太いタイヤであれば、空気圧さえ適正にしていれば、段差によるリム打ちでチューブを破損させることは、ほぼさけることができます。
パンクはしないが重いタイヤを引きずるか、軽い乗り心地でパンクのリスクを諦めるか。
自転車の使い方と、どこに重点を置くか、価値を置くかによって変わってくるとおもいます。
因みに次男の自転車は、ブリジストンのパンクしにくい自転車ですが、定期的に空気圧をチェックして3年間でパンクは釘を踏んだ1回だけです。
このパンクは、帰宅中におきたのでそれ程大事にならなかったのですが、登校中だと確実に遅刻していました。
このパンクを、「3年で1回しか」と捉えることができるか、「3年で1回も」と捉えるかで大きく変わってきます。
私は、「普段の乗り心地をや軽快感 > パンクのリスク」と考えているので、ノーパンクタイヤに価値は全く感じません。
※追記
軽快に走れるようになって、大喜びの長男。
しかしそれが災いしてか、大改修して2ヶ月後に車との事故でこの自転車は天国に召されていきました。
本人はかすり傷程度で済んだのが不幸中の幸いでした。
自転車と車との事故で、警察や保険等色々と手続きしましたが、自転車は「軽車両」ということを改めて認識させられました。
川の土手道で、速度超過の車との出会い頭の事故でしたが、過失割合5割ということで、お互いの損失分を自前で補うことになりました。
長男も警察にて、安全確認を行うように注意をうけました。
親としても指導が行き届かず、この様な事故に繋がったことを反省しております。
皆さまも事故だけは注意なさってください、そして損害保険等で事故に対応できるよう、日頃から準備しておかれることをお忘れなく。