ブレーキ強化計画の本丸ともいえる、リアのバンドブレーキ(ママチャリブレーキ)をキャリパーブレーキ化していきます。
キーキーと泣くバンドブレーキですが、雨の影響を受けにくい・安い・程々の効きとママチャリの定番ブレーキとなっています。
前記事で調達した、
TEKTRO(テクトロ) 900A FRONT BLACK BR-TK-159 1,470円
を、
ダイアコンペ リア用ブレーキ取り付けプレート カラー:シルバー (トラックブレーキセット用補修部品) 480円 x 2枚 + 送料650円 = 1,610円
別メーカーでも出ています。
Plus Dodo(プラスドードー) リア用 アルミ ブレーキプレート ブラック
色違い
Plus Dodo(プラスドードー) リア用 アルミ ブレーキプレート シルバー
これを台座に使ってシートステーにキャリパーブレーキを取り付けます。
シートステーには荷台を取り付けるための台座が溶接されています。
荷台を取り付けるための台座だけあって、4mm厚の鉄板でかなりしっかり溶接されています。
この荷台を取り付けるための台座の、一番低くなっている部分にブレーキのスタッドボルトを通す感じで取り付けます。
荷台用のダボを切り取ろうかとも考えたのですが、台座の素材がアルミなので、加工しやすい台座側を加工していきます。
だいたいの寸法を計って、台座にケガキます。
使いたい時に出てこない工具の堂々1位にランキングされる、金ノコで加工します。
今回は非常に珍しく、使いたい時に登場してくれた、金ノコさんです。
台座をバイスに挟んで、ゴリゴリ切っていきます。
仮合わせ。
シートステーから飛び出している部分もカットします。
切断面をやすりで修正してバリなどを取り除いておきます。
キャリパーブレーキを取り付けていきます。
なかなか、良い感じです。
裏側はこんな感じです。
まあまあの加工ができたのではないでしょうか。
結構な長さのスタッドボルトが飛び出していますが、ネジロックで緩み止めをしておきました。
ナット自体も緩み止がついているので必要ないと思ったのですが、ネジロックがスタットボルトに塗られていたので、倣っておきました。
荷台取り付け用のダボが邪魔だったので、ブレーキ本体を前にオフセットさせるために、前輪取り付け用の金具をそのままスペーサーとして使いました。
このスペーサーが、ブレーキ本体の回転止めとしても、充分機能しています。
いらなくなった、バンドブレーキを取外していきます。
リアホイールを外します。
バンドブレーキ本体を留めてあるナットを取外して。
本体を引き抜くと。
ブレーキドラムの登場です。
(ドンドコドーン)
色々考えるのがめんどくさかったので。
タガネとハンマーでガンガン叩いて、力技で外します。
ブレーキドラムのネジは、正ネジなので反時計回りで外れました。
意外とあっさりと降参してくれました。
ブレーキドラムを外すとこんな感じです。
バンドブレーキが無くなった分、エンド幅が合わなくなるので、工具箱に転がっていたワッシャーを、2枚噛ませましました。
スタンドとナットを取り付けます。
おぉ~、ハブ周りが、かなりスッキリとしました。
取外したバンドブレーキ一式。
キャリパーブレーキにワイヤーを取り付けます。
アウターケーブルが10cm程長かったのでカットしました。
フロント用をリアに取り付けたので、シューの回転方向が逆になっているので、左右のシューを付け替えます。
取り付け完了。
アウターケーブルは、フレームへタイラップで留めてあります。
バンドブレーキからの軽量化と、ホイールにブレーキドラムが無くなった事により、踏み出しが軽くなりました。
リアホイールが簡単に取り外し出来るので、リアホイール周りのメンテナンスが非常に楽になりました。
ブレーキシューはこのままでも充分効いて後輪ロックすることができますが、シマノ R55C4 カートリッジタイプブレーキシューセット(左右ペア) ブラック用 1,173円に交換しようと思います。
効きとタッチの良さと見た目では、シマノ R55C4 カートリッジタイプブレーキシューの圧勝ですが、アーチの長いTEKTRO(テクトロ) 900Aキャリパーブレーキでは、ブレーキシューがいくら強力になってもアーチ部分がどうしても歪んでしまいますので、それ程効きが良くなることはありませんね。
(まぁ、交換する理由は、見た目が8割ですけどね。)
後日、リアブレーキシューもカートリッジタイプに交換しました。
雨天での効きとタッチの良さは感じられますが、しばらくすると慣れてしまいます。
その差は僅かなのですが、その僅かの差で事故を避けられるかもしれません。
通学使用しているので、雨の日も利用するのでブレーキシュー交換に踏み切りました。
ハブ周りがスッキリすると、スタンドが邪魔なんですよね、センタースタンドは長男との相性が悪くて不評だし、メンテナンス時にクランクが当たってしまうのも嫌だしな。
ブレーキレバーはキャリパーブレーキ対応品を使ってください、Vブレーキ用のレバーでは引きが重くなって危険です。
シマノ(SHIMANO) ブレーキレバー(ROAD) BL-R2000-P 左右セット 2.5フィンガー EBLR2000PA CLARIS(クラリス)
シマノ(SHIMANO) ブレーキレバー BL-4700 左右レバーセット 2.5フィンガー EBL4700PA TIAGRA(ティアグラ)
このブレーキレバーは、ドライバー1本でキャリパーとVブレーキが切り替えられる優れものなんです。
そのうち交換するつもりです。
取り敢えずは、スッキリとした外観になってきました。
今回の出費
部品
0円
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計 0円
工具
0円
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計 0円
今回の合計 0円
トータルの出費 40,579円 (部品 33,864円/工具 6,715円)