ブレーキ強化計画始動!! リアバンドブレーキをキャリパーブレーキ化してみよう。(部品調達編)

もう、やり尽くした感がある「安売り折りたたみ自転車」ですが、走行性能の向上によりブレーキ性能が貧弱なのでちょいとばかり強化してみることにしました。
フロントのブレーキは、純正のペラペラサイドプルブレーキからテクトロのデュアルピボットブレーキへと交換して、まあ普通に止まれるようにはなりましたが、もう少し強力にしたい。

リアブレーキはママチャリ御用達のバンドブレーキで、なんともぼんやりとした効き味で、しかもキーキーと派手な泣き声をあげ始めてます。

前回のリアハブグリスアップ時に、バンドブレーキをパーツクリーナーで汚れを落として、少しは泣き声がマシになったのですが、
なんとかならないものかと、ムクムクと妄想いや構想を練っていると・・・。
いつの間にか目の前には、いつもの見慣れた箱が届いています。

中からは・・・
ドーンっと出てきました、ブレーキ強化計画のパーツ達です。

毎度お馴染みのテクトロのデュアルピボットブレーキ、今回は何故か黒です。
深い意味はありません、単純に黒のほうが安かっただけです。

TEKTRO(テクトロ) 900A FRONT SILVER BR-TK-161 1,470円
フロント用ですので、取り付けボルトが長いです。
リア用だとボルトの長さが足りないと思われます。
こいつを、バンドブレーキの代わりにリアに取り付けようというのが今回の企てです。

取り付け場所はリアキャリア用ダボが付いている、この辺りを予定しています。
かなりタイトな場所です。
ダボを切り取らないといけないかもしれません。

肝心の台座は、DIA-COMPEさんがこんな素敵なものを発売してくれてました。
ダイアコンペ リア用ブレーキ取り付けプレート カラー:シルバー (トラックブレーキセット用補修部品) 480円 x 2枚 + 送料650円 = 1,610円
新製品?
でも、レビューにはリブはないとの記載もあるので、同じかもしれません。
DIA-COMPE – Aluminum Plate – リアブレーキ取付プレート – Black
色違い
DIA-COMPE – Aluminum Plate – リアブレーキ取付プレート – Silver
別メーカーでも出ています。
Plus Dodo(プラスドードー) リア用 アルミ ブレーキプレート ブラック
ピストレーサー等のブレーキが付いていない自転車にブレーキを取り付けるための部品です。

袋の中はアルミ製の台座が2枚と保護テープが2枚入っています。

台座のアルミの厚みは4mmです。

こんな感じでシートステーを挟み込んでブレーキを固定します。
今回はグラインダーやら何かと、力仕事が多くなりそうな予感です。

さすがDIA-COMPEさんですね、穴の精度も完璧です。
精度が良過ぎてテクトロ・ブレーキのアスクルシャフト(取り付けネジ)のねじ切り部分が0.5mm程出ているため、きっちりと面接合できません・・・。
まぁM6のワッシャーを噛ませれば良いだけなんですけどね。
ホントDIA-COMPEさんいい仕事してます。
DIA-COMPE(株式会社ヨシガイ)なんですけど、大阪で仕事している時によくお世話になっていたところなんです。
まだ工場が東大阪の若江岩田にあって、社名も吉貝機会金属株式会社だった頃です。
よく食堂でお昼をごちそうになりました。
午後からは所属チームの人達が、トレーニングに出かけて行かれていました。
台湾工場が起動する際には、お世話になっていた担当の方が台湾に転勤されました。
琵琶湖へディンギー(小型ヨット)に乗りに行ったりした、電算室の方々どうされてるんでしょうか。
中学生の時に初めて買ってもらった、丸紅山口ベニックス S-X102AにもセンタープルのDIA-COMPEが使われていました。
そんなこんなで、個人的に非常に思い入れの強いメーカーさんなんです。
DIA-COMPEのロゴをみるだけで、胸熱になってしまうのです。
SUNTOURがなくなってしまって、SHIMANO一強の時代ですがDIA-COMPEさんにはまだまだ頑張って欲しいです。
30年程前に作ったTANGE2のクロモリロードは、サンツアーのGPXコンポで組みました(ブレーキは吉貝製だったはず。)、当時も今もDIA-COMPEには手が届きませんでした。
このクロモリロードは、今も現役で近所の散歩に使っています。
そんでもって、もう一つはフロントブレーキシューの交換。

シマノ R55C4 カートリッジタイプブレーキシューセット(左右ペア) ブラック用 1,173円
SHIMANO 105用のブレーキシューセットです。
カートリッジ部分が違うだけなので、105用のBR-5800で充分です。
こんな風にカートリッジとシューを分解できますので、シューだけの交換ができます。
(シューを止めるネジはネジロックを付けて戻しました。)

テクトロのブレーキシューとの比較です。
やっぱりシマノの方が効きそうな面構えしてます。

取付方向はドライバーの先の方向が、ホイールの回転方向となります。

テクトロの台紙の裏にも書いてありました。

ご親切に。
作業は長男の通学の合間を狙ってやらないといけないので、また後日にでも。
今回の出費
部品
TEKTRO(テクトロ) 900A FRONT BLACK BR-TK-159 1,470円
ダイアコンペ リア用ブレーキ取り付けプレート カラー:シルバー (トラックブレーキセット用補修部品) 480円 x 2枚 + 送料650円 = 1,610円
シマノ R55C4 カートリッジタイプブレーキシューセット(左右ペア) ブラック用 1,173円
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計 4,253円
工具
0円
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計 0円
今回の合計 4,253円
トータルの出費 39,986円 (部品 33,864円/工具 6,122円)
あちゃ~
オンライン英会話レッスン

リアのバンドブレーキを変更しようかと思い検索していたら、ここのブログを見つけました。
知り合いからサビサビですが外装6段の自転車を譲り受けて、手直しの真っ最中です。離島なので、潮風ですぐサビます。シフトワイヤーとフロントのブレーキワイヤーを交換したところです。
リアキャリア用ダボ穴にブレーキを取り付けて固定出来たらいいなぁと思うのですが、そんなブレーキ無いですよねぇ・・・。
はじめまして、離島の乙さん。
私も、リアのキャリパーブレーキ化をしようとしたときに、アルミ材を使ってなんとか、あのダボ穴を利用できないかといろいろ考えました。
自分でアルミ材加工をして、それなりの精度を出そうとすると、手持ちの工具ではとてもじゃないができません。
鉄製プレートを、ダボの間にピッタリとハマるように、コの字型に溶接してやり、左右の耳に穴を開けてダボ穴とボルト留めしてなんてのも考えましたが。
実際にキャリパーブレーキを、キャリアのダボ位置にあててみると、結構クリアランスが厳しくて、ボルトが飛び出すとそれが邪魔したりとかも予想されました。
それと、この方法だとキャリアダボの、溶接部分に力がかかってしまうので、強度が溶接の質に依存してしまいます。
よって、この方法はボツとなりました。
いろいろ考えた挙げ句、DIA-COMPEのブレーキ取り付けプレートを利用する方法にたどり着きました。
もしそれらをやりくりすることができたとしても、DIA-COMPEのブレーキ取り付けプレート以上のものが作れる自信がありませんでしたしね。
それならば、取付プレートを使って、できるだけ違和感のない形に持っていくことに力を注ぐほうが、私の性格にあっていました。
あれこれと、頭の中でシミュレーションして、想像を膨らますのも、楽しみのひとつですね。