リアのハブは、
7速化でボスフリーを交換した時に、ちゃちゃっとやっつけていたので、今回はフロントホイールのハブを、ウレアグリスを使ってグリスアップしてみました。
自転車用のグリースとして有名なのは、「シマノ デュラエース グリス」ですが、価格が100gで1,191円と高価なので安売り折りたたみ自転車に使うのはもったいないです。
今回使うグリスは、ウレア系グリスです。
今まで使っていた、ホワイトグリス(リチウムグリス)よりも高級品であります。
どちらも同じちょう度2号なのですが、ウレアグリスの方がサラッとしています。
耐水性に優れているようなので、ウレアグリスでグリスアップしてみました。
協同油脂株式会社さんのサイトの、「グリースの分類と特性」に詳しいグリスの説明がされています。
株式会社エーゼットのサイトでは、ウレアグリスは
「熱安定性に優れた精製鉱油をベースとしたウレア系のグリースで、特に耐熱性、耐水性に優れています。各種添加剤有効に配合し、防錆効果、耐摩耗性に富み、長期潤滑が可能です。使用温度範囲(-20℃~+200℃) ちょう度2号」
と紹介されていて、自転車用グリースとして販売しているようです。
まぁ、プラシーボ効果みたいなもんで、おまじないです。
で、購入したのがこれです。
チッコイグリースガンと自転車用グリース20gセット 766円
このセットについている自転車用グリースが、ウレアグリスなんです。
こんな感じで、片手で手を汚さずに使えます。
予備として、40g入りのウレアグリスを購入しました。
AZ(エーゼット) 袋入り ウレア グリース 80g 269円です、「シマノ デュラエース グリス」に比べると非常にリーズナブルです。
AZ株式会社の直販サイトでは、1個から送料無料で購入できます。
フロントホイールを外して、ハブをばらしていきます。
ロックナットをゆるめて、球押しをゆるめます。
球押しには、レンチの厚みが薄い、ハブコーンレンチが必要です。
ホーザン(HOZAN) ハブコーンレンチ 段付スパナセット 13×14/15×16 C-503 832円
ロックナットが外れたら、球押しをはずします。
ベアリングをなくさないように注意してください。
ベアリングを取り出します。
マグネットキャッチを使うと、簡単に取り出せます。
これで片側のベアリングが取り出せました。
ベアリングを落とさないように、ホイールを裏返します。
ベアリングを取り出します。
ベアリングは、片側に10個入っていました。
リアホイールは9個だったので、ベアリングのサイズが違うのかも知れません。
ベアリングはジプロックに入れて、パーツクリーナーでフリフリして、古いグリスを洗い流します。
袋から取り出す時も、マグネットキャッチがあると、簡単に取り出せます。
球押しもパーツクリーナーで洗浄します。
ハブもパーツクリーナーで洗浄します。
シャフトも洗浄します。
洗浄後の写真を撮り忘れました・・・。
ハブにウレアグリスを盛ります。
リチウムグリスとは色が違いますね。
グリスにベアリングを乗せていきます。
球押しをセットしたシャフトを差し込んで、ホイールを裏返します。
裏側もハブにウレアグリスを盛り、グリスにベアリングを乗せていきます。
私は球押しをセットした時に、グリスがはみ出るくらいに入れています。
球押しを入れて、ハブを調整します。
ガタがなくてゴリゴリしない程度に締めます。
ロックナットを固定したらハブのグリスアップは完了です。
私の場合は、グリスを盛りすぎだと思われますが、グリスが抵抗になっているようでもないので、グリスが少なくてグリス切れになるより良いのと、ママチャリの玉押しの精度があまり良くないので、水の侵入を少しでも防ぐためにも多めに入れています。
ウレアグリスに変えてみたのですが、玉押しの調整はしやすくなりました。
リチウムグリスのときには、ガタツキありからゴリゴリまでがわかりにくかったですが、
ウレアグリスでは、ホイールを回したときのダイレクト感が良くて、少しのゴリゴリ感でもわかるようになりました。
乗ってみた感覚は、あまり変化がないというか、プラシーボ効果程度の違いしか無いと思います。(笑)