「折りたたみ自転車を実用に使うにはいくらかかるのかやってみた。」なんて、人柱になるだけのブログも開設して1年を過ぎました。
ホームセンターなんかで安売りされている、折り畳み自転車をここまで改造するのは変態でしか無いのですが、変態もやり続けるとなんだか快感が伴ってくるようで、何とも歯止めに聞かない状態になってきてます。
まず、安売り折りたたみ自転車を、取り敢えずママチャリレベルで乗れるようにするには、どこまですればいいのかを挙げてみます。
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1.カゴとライトの取り付け
前カゴとLEDライトの取付
2.チェーンホイール交換
チェーンホイール交換(36Tから52Tへ) その2(チェーンホイール交換編)
3.フロントブレーキ交換
効かぬなら 交換してしまえ ブレーキを!! フロントブレーキをTEKTROへ装換
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最低限これくらいはしないと、足自転車としては使えないですね。
チェーンホイールは52Tを使いましたが、56Tや58Tの方が街乗りでは使い易いかもしれませんね。
フロントブレーキは「子供用自転車かよ」って全力でツッコミを入れたくなる、ペラッペラのブレーキです。
まぁ購入する時にチェックしとけば良いんですけどね、ブレーキを見ればその自転車の品質は大抵わかりますからね。
ここまでで、工具込で約1万円かかります。
手間とお金を考えたら、安売り折りたたみ自転車なんか買うのをやめて、まともなママチャリを買いますね。
もしこのブログを読んで、「よし俺も物置に眠っている、安売り折りたたみ自転車をカスタマイズするぜ。」なんて考えないでください。
このブログは、そのような人達を全力で引き止めて、変態世界への入口で追い返すのを、最大の目標としていますので。
安売り折りたたみ自転車のカスタマイズなんてのは、自己満足以外の何物でもなく、はじめは家族も「ジャマになっていた自転車を、使えるようにしてくれてありがとう。」と感謝されるのですが、そのうち白い目で見られるようになってきます。
自己満足の入口なんだけども、これをすると効果抜群なのが
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1.ボトムブラケットのカートリッジ化
カップアンドコーン式からカートリッジ式ボトムブラケット(BB-UN55)への交換
ボトムブラケットのカートリッジ化は、かなり効果があります。
しかし、安売り折りたたみ自転車やママチャリだと、ボトムブラケットの工作・組付け精度が非常に悪いので結構苦労することもあります。
ボトムブラケットの取外しにも苦労させられます、安い自転車のボトムブラケットは種類が幾つもあり、それによって工具を工夫しないと外れないことがあります。
カートリッジ式ボトムブラケットは工作精度が高いので、自転車の工作精度(フレームの歪みやネジ山の精度)が悪いと、カートリッジ式ボトムブラケットが、途中でねじ込めなくなったりします。
しかしカートリッジ式に交換すると、メンテンナンスが楽(しなくて良い)ですし、ペダリングが非常にスムーズになります。
カートリッジ式に変える前は、チェーンホイール52Tでも良かったのですが、交換後は52Tでは踏み切ってしまうので56Tか58Tに交換したいぐらいです。
2.ブレーキレーバー交換
ブレーキ強化計画始動!! (ブレーキレバーをVブレーキ用 「シマノ BL-T4000」からキャリパーブレーキ対応「シマノ BL-2400」へ交換編)
ブレーキレバー交換は、ブレーキ操作が非常に楽になります。
ブレーキを交換したらレバーも交換を、推奨します。
樹脂製レバーは、レバー自体の強度が足りないので、ブレーキの性能を活かせません。
交換前は全力で握っていたのが、ツーフィンガーで制動が得られます。
ブレーキレバーは、必ずキャリパーブレーキ対応のものを使いましょう、Vブレーキ用は使えません、めちゃくちゃ力が必要です危険です。
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まぁコレ位やっとけば、ママチャリに置いてけぼりなんてことは、あんまりないと思いますが、できたら交換したいのがシートポストです。
安売り折りたたみ自転車のシートポストですが、ホント短いです。
地方の商店街でたまに見る、ガニマタで乗ってるヤンキーの兄ちゃんみたいなポジションになります。
交換しないとマトモなポジションで自転車をこぐことができません。
シートポストをアルミ製にして、サドルをやぐらなしの軽量なものに交換すると、かなりの軽量化がはかれました。
サドルの交換記事はこちらです。「どさくさに紛れてタイヤ交換してしまえ。」
この記事の時点では、シートポスト交換は考えてなかったのですが、身長175cmの長男にはシーポストが短くてMAXライン一杯で乗っていたのですが、無理がありました。
チェーンホイール交換とともに、クランク長も170mmと長くなっていたので、ペダリングがかなり窮屈でした。
シートポストを、450mmのロングシートポストに交換することで、ペダリングの窮屈さも改善されました。
安売り折りたたみ自転車を中心にしたブログなんですが、過去30日のアクセス結果を見ると。
<過去30日アクセス数BEST5>
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1位 ノーパンクタイヤのタイヤ交換したら、とんでもないものが出てきた
2位 チェーンホイール交換(36Tから52Tへ) その1(準備編)
3位 ディレイラー交換とサムシフター化
4位 カップアンドコーン式からカートリッジ式ボトムブラケット(BB-UN55)への交換
5位 ボスフリースプロケットを外して、リアハブをグリスアップ。
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ダントツ1位は、なんと安売り折りたたみ自転車に全く関係ない、「ノーパンクタイヤのタイヤ交換したら、とんでもないものが出てきた」でした。
悪名高きノーパンクタイヤで困っておられる方、沢山おられるようですね。
本当にこれは酷いですね、「ノーパンクタイヤ被害者の会」を作りたいくらいです。
確かに買うときに不安だったんですけどね、ノーパンクって夢の様な話に乗せられてしまったんですね、反省しております。
パンクが心配なら、こまめに空気圧を確認して、しっかり空気を入れていれば、かなりの確率でパンクする確率を減らせます。
ノーパンクタイヤにお金を払うくらいなら、ちょっと良い空気入れを買って月イチでも良いので、さくっと空気を入れましょう。
私は、パナレーサーの空気入れ(楽々ポンプ)を使っているのですが、これがなかなか軽くてママチャリに限定すればスグレモノなのですが、楽々ポンプは最大圧上限:英式バルブ時/500kPa、米式・仏式時/700kPaと、高圧には対応していないので、Panaracer(パナレーサー) アルミ製フロアポンプ [エアゲージ装備] 米式/仏式バルブ対応 英式クリップ付属 BFP-04AGA(空気圧上限:約1100kPa)がオススメです。
Panaracer(パナレーサー) アルミ製フロアポンプ [エアゲージ装備] 米式/仏式バルブ対応 英式クリップ付属 BFP-04AGA 3,200円
8位にですね、「ブルーホーンハンドルに交換、ちょっとやり過ぎた感がハンパない。」が入っています。
変態な方が多くおられるようです。
実はこのブルホーンハンドル、しれっと元のバーハンドルに戻しています。
かなり評判が悪かったです。
ハンドルステムを110mmに交換して(「ヘッド周りのガタは他にも原因があったぁ」)、前傾姿勢になっていたところにブルホーンですから、カゴにに荷物入れると前輪荷重が酷すぎて、弱虫ペダルの御堂筋翔(京都伏見高校)かって位不安定でした。
そもそも、ホイールベースの短い安売り折りたたみ自転車に、前傾姿勢が必要かって事でしれっと元に戻しました。
ブルホーンハンドルとセンタースタンドの組み合わせも最悪でした。
ハンドルの先端が前輪車軸よりも前に出ているので、ハンドルから手を話すと常に左右どちらかに前輪がフルロックするまで振れます。
それに合わせてセンタースタンドを中心にぐるりんと、自転車が回りはじめます。
駐輪する時は、ハンドルを右にフルロックして駐輪しますが、風が吹いたり人が当たると直ぐに倒れます。
私の用途には全く合いませんでした。
そこのアナタ、そのブルホーンハンドルほんとうに必要ですか?
9位に「ブレーキ強化計画始動!! リアバンドブレーキをキャリパーブレーキ化してみよう。(リア、キャリパーブレーキ化編)」が入りました。
これは実用的かどうかは別として、個人的には一番気に入っている改良です。
あの、ママチャリ臭満載のバンドブレーキが無くなると、ここまで雰囲気が変わるのかって位、ガラッとイメージが変わりました。
そして、回転部品のホイールに付くブレーキドラムが無くなった事で、漕ぎ出しが軽くなりました。
ここでセンタースタンドを復活させたいのですが、長男の許可が降りません(泣)。
スッキリとした、リアハブ周りをキリッと見せたいのですが・・・。
センタースタンドはカッコイイのですが、実用ではサイドスタンドに軍配が上がります。
センタースタンドを掛けたままだと、ペダル(クランク)がスタンドに引っ掛かるんですよね。
狭い駐輪場なんかだと、引き出す時にクランクがセンタースタンドに引っ掛かって、後輪を持ち上げないとバックできないとかね。
しかも、クランクがセンタースタンドに引っ掛かると、後輪を持ち上げてペダルを回すか、漕ぎ出してからセンタースタンドを戻すか、この一手間が結構面倒くさいとかね。
前輪を上げるタイプの駐輪場だと、センタースタンドが掛からないとかね。
ちょっと傾斜のある場所だと、勝手にくるりんとセンタースタンドを中心にして回ったりとかね。
カゴに荷物を入れた途端に、ぐるりんバターンとなったりとかね。
嫌がるのもの分かるんですけどぉ・・・。
検索キーワードでも、1位は「ノーパンクタイヤ」でした。
<検索キーワードBEST5>
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1位 ノーパンクタイヤ
2位 サムシフター
3位 tektro
4位 折りたたみ自転車 カスタム
5位 折りたたみ自転車 タイヤ交換
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「ノーパンクタイヤ」全国でどれだけの人が困ってるんでしょうね、全くお薦めしませんね。
中のウレタン絶対ヘタってきますから、ヘタったら空気の抜けた重いタイヤになりますから。
2位の「サムシフター」も、あのへんてこなグリップシフターからの交換が多いのでしょうか。
「ディレイラー交換とサムシフター化」でも書いたのですが、グリップシフターってブレーキレバーが握りにくいんですよね。
それにサムシフターにすると、ハンドル周りが非常にスッキリするんですよ。
4位5位で、本来の折りたたみ自転車のキーワードがやっと出てきます「折りたたみ自転車 カスタム」と「折りたたみ自転車 タイヤ交換」。
実は6位も「折りたたみ自転車 改造」が入っていて、作者としては嬉しいかぎりです。
7位になぜか「ジオス ミストラル」が入ってます。
記事としては「GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)が、やってきた。」と「GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)の防犯登録を、近所の自転車屋にお願いしたら、ちょっと嫌な気分になってしまいました。」ですかね。
ネット通販で自転車を買うと、「こんなふうに届いて防犯登録するのにこんな苦労がありますよ」と、自分が不安に思ってたことを記事にしただけなんですけどね。
これもまた、安売り折りたたみ自転車とは関係ないところですね。
8位に「ママチャリ リアブレーキ キャリパー化」が入っています。
変態さんが多くおられますねぇ。
人柱経験が、お役に立てれば幸いです。
ブログ開設から一年がすぎて、少々ネタも尽きてきたところで、さらっと振り返ってみました。